古くは日吉社(ひえしゃ)、
現在は日吉大社(ひよしたいしゃ)と呼ばれている
日吉神社、日枝神社、山王神社(全国3,800社)の総本宮。


唐の天台宗の山王弼真君をもとに山王権現を祀り
厄除け、災難除けとして比叡山延暦寺の麓に
鎮座しています。
この場所が表鬼門となるのですね!
境内は、西本宮、東本宮、八王子山に位置する牛尾宮からなり
広さはなんと東京ドームが4.7ヶも入るのだとか・・
これは広い! (^^)
鳥居が3つもあり
山王鳥居と呼ばれる
独特の朱色の鳥居が目を引きます。
[山王鳥居]

静かな山の中を歩いているような感じです。
[神猿(まさる)]

神の使いであると言われているお猿さんがいました。
「まさる」・・と言い
魔が去る・・魔 去る・・まさる
勝る・・
とこんな風にいわれがあるのですね!
縁起が良さそうです⭐︎
[春日岡 九座の霊石]

[大威徳石]

西の守護神で
五大明王の中、大威徳明王が宿るといわれています。
五大明王
・中央 不動明王(大日如来)
・東側 降三世明王(阿閦如来)
・西側 大威徳明王(阿弥陀如来)
・南側 軍茶利明王(宝生如来)
・北側 金剛夜叉明王
(東蜜系 不空成就如来)、(台蜜系 烏枢沙摩明王)
[神馬]

[手水舎]

[西竹台]

伝教大師が
天台山(中国)から持ち帰った竹を植えたと。
さもすれば 1,200年も生き続けていることになりますよね。
すごい生命力を感じます!
[社務所]

[西本宮楼門]

入母屋造り、檜皮葺
東本宮の楼門よりは一回り大きく
以前はこちらの西本宮(大己貴神)の方が上位として考えられていたので
凛とした荘厳さが感じられました。



[宇佐宮神社](重要文化財)

ご祭神 田心姫神(たごりひめのかみ)旧称 聖真子
現在の本殿は、1598年(慶長3)に建てられた
日吉(ひえ)造りと呼ばれるものです。



御神木

心に響くお言葉ですね。

[白山姫神社]



ご祭神 菊理姫神(くくりひめのかみ)旧称 客人宮
1598年(慶長3)に建てらたもので
三間社流造り(平安時代前期の作法)です。

[雪丈岩]

この柵で囲まれた石については
勧請時の不思議な伝説が残っていて
平安時代、
広長という人物が、白山の神をお祀りしたところ
天台座主慶命がこれを目にし
処分するかどうか議論を重ねていました。
ところがその時、雪が降り積もったそうです。
夏だというのに・・
驚きましたね〜
季節外れの雪が
何かを訴えかけているような気もしました。
やはり残しておくようにと
天からの声が聞こえたのではないでしょうか・・
そんな気がしました。


標高381mに鎮座する奥宮までお参りするには
ちょっと今回は体力不足で(苦笑
諦めました。
八王子山に位置する
金大巌(こがねのおおいわ)
急斜面に牛尾岩と三宮という
2つのお社の間に高さ10mもある岩が
この神社の始まりと言われています。
東本宮のご祭神、大山咋神は古事記にも記されている
比叡山の山の神様。
日本最古の古事記に所縁があり
歴史の重みを感じる由緒ある神社ですね。
境内はシーンとした静けさの中に荘厳さも感じる
パワースポットでした。
