法華山 一乗寺


紅葉の美しい時期にお参りしました。
一乗寺は、兵庫県の加西市にあり
県指定の文化財や国の重要文化財など多数あり
見どころも満載です。

神聖な感じで色鮮やかで
歩くのが楽しみなのですが
とても石段が多いことで有名のお寺なので
意を決して歩きます!
(*゚∀゚*)v

[石造卒塔婆]

インド(天竺)から渡来した法道仙人が開山し
後醍醐天皇の時代には真言律宗も併設されており
仏教の拠点とも言われる様々な活動が行われたと
伝えられています。
一説には伝説の人物と言われていますが
649年(大化5)孝徳天皇が病に伏せた時
法道仙人が宮中において
加持祈祷という手法で見事に孝徳天皇の病を治したと。
その後 孝徳天皇は大変喜ばれ
金堂(本堂)を建てられたと言われています。
法道仙人は、この地方(播磨方面)のお寺
花山院菩提寺や播州清水寺なども開山されたそうです。

出迎えてくれた猫ちゃんたち♪
ほのぼのします 笑
(о´∀`о)♡

山号 法華山
天台宗
御本尊・・聖観音菩薩
創建・・650年(白雉元年)
開山・・法道仙人(伝)
西国三十三所 第26番札所
播磨西国三十三ヶ所 第33番
神仏霊場巡拝の道 第77 (兵庫12)
播磨天台 六山
〜 御 詠 歌 〜
春ははな 夏はたちばな 秋はきく
いつも妙なる のりのはなやま
春には桜、夏には橘、秋には菊が咲くように
いつもありがたい仏様の教えの花が咲いている妙法蓮華の
お山です。
鳥の声、梢の声も、観世音菩薩の大慈大悲のお声と聞こえます。
(西国巡礼慈悲の道より)引用

[手水舎]

[常行堂](阿弥陀堂)

1533年(天文22)
聖武天皇の勅願により再建されました。
その後の混乱の時期を経て何度か再建を繰り返し
現在は明治時代初期のものです。

[弁天堂と妙見堂]重要文化財

室町時代に建てられたもの。
妙見堂は、三間社流造 の社殿です。
建築様式の一つで、非対称の切妻屋根が特徴になっている造りです。
神社の本殿形式でよく見られるタイプ。
三間社。
正面に柱が4本あり、柱と柱の間に3間あるので
三間の社と言い、他にも五間社(6本の柱)、
一間社(2本の柱)など。
[鐘楼]
1628年(寛永5)
本多忠政により再建されました。
下の部分が高く、上が小さくなっているのが印象的ですね。
本多忠政 戦国時代の武将
本多忠政は姫路藩の藩主で、
安土桃山時代から江戸時代前期にかけての武将です。
1575年(天生3)、
徳川家康の重臣であった本多忠勝の長男(第3子)として生まれ
1590年(天正18)小田原征伐で初陣を飾ります。
関ヶ原、上田合戦、大坂の陣などで功を成し
桑名藩 第二代藩主を経て姫路藩の藩主となりました。
波乱の戦国時代を生きた武将です!
(^^);
三重塔が山の景色と一体化して見えます!
素晴らしいです。

1171年(承安元年)建立。
高さ21.8mの鐘楼で
中でも相輪の高さが約7mもあるという。
全体の3分の1なんですね。
上にいくほど小さくなっているというのが
安定感もありとても風格を感じます。
[太子堂]

[経蔵]


階段を上がるとやっと本堂にたどりつきます。
長い道のりでした 笑
(^^);
[本堂]重要文化財

1628年(寛永5)、本多忠政により再建。
初代の本堂は
650年(白雉元年)孝徳天皇により創建されました。
その後 焼失などで何度も再建を繰り返し、
1628年に
姫路藩の本多忠政によりやっと再建されたという感じです。
入母屋、本瓦葺の屋根。
御本尊、聖観世音菩薩、不動明王、毘沙門天が祀られています。
(秘仏)

鳥居と見子大明神社。


放生池に弁天社の祠です。
景色がとても綺麗で、癒されます♪

[賽の河原]




そして石段をまた上がり
奥の院に開山堂が・・

1667年(寛文7)
本多忠政により再建されました。
法道仙人が祀られています。
石段と登り坂の多いお寺で
体力勝負のお参りでした! 笑
真夏は大変かも知れません・・
(^ ^);
御朱印

〒675-2222
兵庫県加西市坂本町821-17
TEL ・・0790-48-2006(本坊)・4000(納経所)
FAX・・0790-48-3848
納経時間 午前8時30分 〜 午後5時
※宝物館拝観は、2週間前までに往復はがき・FAXにてお申し込みください。
http://www.saikoku33.gr.jp
#西国三十三所
#一乗寺