満願寺(まんがんじ)

 

満願寺

 

緑がいっぱいで自然の中にあるお寺

満願寺をお参りしました。

願いが叶うお寺としても知られ

ハイキングコースになっているので

様々な人がお参りに訪れます。

 

今の季節はちょうど紅葉シーズンなので

運動がてら歩くのも楽しいですね♪

(^^)

 

 

聖武天皇の勅願により勝道(しょうどう)上人が全国に満願寺を建て

そのうちの一つがここ、兵庫県川西市にあります。

 

鎌倉、室町時代の最盛期には四十九もの子院がありましたが

度重なるの戦火により焼失。

そのうちの一つ、円覚院は、現在の本坊になっています。

勝道上人

垂仁天皇の第九皇子。

下野介(栃木)の役人 若田高藤(父)、神主 吉田主典の娘(母)に持ち

幼少の頃から修行に励む。

下野薬師寺の如意僧都に教えを受け、師事。

出家するための諸々の道徳を伝授した。

その後、日光山(栃木)を開山。

山頂に三者権現を建てる。

 

 

山門(仁王門)

 

明治初期に建てられた、洋風の建築様式です。

建物の感じから、なんとなく中国をイメージしますが

とても珍しい和モダンの構えが、異国情緒を感じさせますね。

(^^)

 

金剛力士像は兵庫県の有形文化財に指定されていて

明治に入り、多田神社から移転されたものです。

※明治の神仏分離令によるもの。

多田神社(多田院)

源氏一門の祖廟。

970年(天禄元)

源満仲が住吉大神のご神託により、源賢(満仲の子)と開山として建てられた。

 

本尊は、

丈六釈迦如来像(満仲)、文殊菩薩像(源頼光(満仲の長男))

普賢菩薩像(源頼親(次男))、四天王像(頼信(三男))

時代を経て戦国時代に入り多くの兵火で焼失。

明治の神仏分離令により多田院は

五公(満仲、頼光、頼信、頼義、義家)を祀る神社として現存しています。

 

 

 

 

山号・・神秀山

院号・・円覚院(現在の本坊)

宗派・・高野山真言宗
宗旨・・古義真言宗   
ご本尊・・開眼阿弥陀如来
開基 聖武天皇(勅願)
創建 奈良時代(伝)
開山 勝道(伝)
正式名称 神秀山滿願寺
札所 
新西国三十三箇所 第13番
摂津国八十八箇所 第68番
摂津国三十三箇所 第18番

 

〜 ご 詠 歌 〜

むら雲は あとなく晴れて 寺の名の

 願ひも満つる もちの夜の月

 

 

 

観音堂

慶長年間(1648〜52)に再建されたものです。

本尊の千手観音像(秘仏、平安中期 作)は

年に一度、春のお彼岸の頃に一般開帳されます。

 

満願寺本坊

明治時代(1898年)以降、

現在の本坊は、以前 円覚院としてあったものです。

 

 

 

毘沙門堂

慶長年間(1648〜52)

金堂、観音堂と同じく再建。

源満仲によって刻まれた毘沙門天像(木造)が祀られています。

勝運、福徳除災を祈る、七福神の1人。

 

 

紅葉がとても綺麗で、

まわりの景色に癒されながら歩くのもほのぼのします♪

(^^)

 

 

金堂

慶長年間(1648 〜52)再建されたものです。

阿弥陀如来像、薬師如来像、聖観音像、十一面観音像、四天王像など

多数の仏像が祀られています。

 

 

釣鐘

 

八幡宮

 

坂田金時の墓

源頼光の四天王の1人で、坂田金時のお墓があります。

数々の金太郎伝説を残し、ここに眠っているとのこと。

童話の世界ではよく耳にしますね。

実在していたとは。。

ビックリです(^^)

 

金太郎の伝説も様々です。

※諸説あり

・神奈川県 南足柄市の伝説
・静岡県 金太郎神社の伝説
・滋賀県 長浜市、米原市 旧坂田郡(足柄神社、芦柄神社)
・兵庫県川西 満願寺 坂田金時のお墓
坂田金時(金太郎)

歴史上 実在したとされる金太郎(坂田金時)。

幼い頃から力持ちで、立派な侍として活躍したそうです。

近年、まさかり(大斧)を担いで熊の背に乗る金太郎が

五月人形のモデルとして登場したり

金時豆や金太郎飴も、人々の間で広く浸透し

老若男女の間で親しまれています。

 

 

 

御 朱 印

 

 

 

〒665-0891

兵庫県川西市満願寺7-1
TEL・・072-759-2452
拝観時間 9時〜17時
      

 

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