壷坂寺 南法華寺

壷 坂 寺

壷坂寺は

奈良県の壷坂山の中腹にある西国のお寺です。

 

高取城跡までハイキングするコースもあり

自然の中に広がる山岳寺院ですね!

 

 

古くから長谷寺(奈良)と並ぶ

観音霊場として賑わいを見せていたそうです。

 

703年(大宝3)

弁基上人が山で修行中に

愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め

奥義を極めて製作した観音様の像をお祀りしたのが始まり。

その後、元正天皇の祈願寺となりました。

 

 

大 講 堂

 

 

山号 壷坂山

真言宗

御本尊・・十一面千手観世音菩薩

創建・・703年(大宝3)

開山・・弁基

西国三十三所 第6番

神仏霊場巡拝の道 第38 (奈良25)

  〜 御 詠 歌 〜
岩をたて 水をたたえて 壷坂の
   
       庭のいさごも 浄土なるらん

 

 

平安貴族の方々も参拝に訪れ

清少納言枕草子にも登場。

「寺は壷坂、笠置、法輪・・」と

壷坂寺の名前が筆頭に挙げられています。

とても由緒あるお寺ですね。

 

 

1964年からのインド ハンセン病救済活動により

その縁がきっかけとなって

様々な石像が渡来。

なので境内にはたくさんの大きな石像、仏様が建立されています。

 

 

金剛力士像

 

 

 

 

わらじ(草鞋)に触れることで

パワーをいただきました!

カンシャ 🙏

 

 

 

壷坂大仏と大観音石像

 

 

 

 

天竺渡来 大観音石像

 

 

 

天竺渡来 大涅槃石像

 

 

全長8mもある大きなお釈迦様の像です。

目の前で見てもすごく大きくて

感動的です!!

 

涅槃石像

頭は北向きで顔は西向きが一般的なお姿で

この「北向き」というのは

世間で言われる北枕という語源のもとになった謂れだそうです。

 

お釈迦様が悟りを開いて入滅(80歳)するまでの45年間

毎晩1時間 横になられた状態で説法をしたと

伝えられています。

 

 

天竺渡来 大釈迦如来石像

 

 

 

礼 堂(重要文化財)

 

 

室町時代中期以降に再建されたお堂です。

江戸時代に大規模な改築が行われ

昭和に入り今のようなお姿に。(復元

 

入母屋造、本瓦葺

お城などの建築に見られる

格式高い本瓦を使用。

 

天 竺 門

 

 

 

 

灌頂堂 本多俊政像

 

 

中央に十一面観世音菩薩様が祀られ

その左側に本多俊政、

右側に豊臣秀長がご鎮座されています。

 

 

 

 

お釈迦様の御手

 

 

とっても大きなお釈迦様の御手です。

目の前で見るだけでもとても存在感があり

印象に残りました!

(*^▽^*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手 水 舎

 

 

 

 

 

 

三 重 塔 (重要文化財)

 

仁王門の次に古い建物で

大日如来坐像と弘法大師がお祀りされています。

 

歴史を感じる立派な建物でした。

素晴らしい!

(о´∀`о)v

 

 

 

 

お里・沢市の像

 

 

人形浄瑠璃 壷坂霊験記

お里は、盲目の沢市の目が良くなるように

毎朝 願掛けに出かけていた。

ある日 沢市はお里の行動を気にかけ問い詰める。

理由を聞いた沢市は、自分のために苦労するのを不憫に思い

滝壺に身を投げてしまう。

お里もまた、沢市のあとを追うようにして

滝壺に身を投げる。

それを見ていた観音様は、お里と沢市 夫婦の愛情に心を打たれ

二人を助ける。

その後、

二人は神徳を授かり、生き延びることができた。

そして沢市の目も見えるようになったと。

 

なんとも心を打たれるお話でした!

夫婦のまっすぐな愛情が観音様に届いたんですね。

(´∀`)

 

 

 

 

仏天図レリーフ

 

 

大石堂仏舎利塔

 

 

 

 

 

 

 

境内には、

インドのお寺と日本のお寺が多々見られ

独特の世界観が広がる

不思議なお寺でした。

 

 

御 朱 印

 

 

〒635-0102

奈良県高市郡高取町壷坂3番地

TEL・・0744-52-2016

営業時間 8:30〜17:00

◆近鉄 壷坂山駅下車 (バス or タクシー)

 

  tsubosaka1300.or.Jp

 

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