法隆寺
奈良県の生駒市にある法隆寺をお参りしました。
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺(正岡子規)
の俳句でもお馴染みですね。。
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1993年(平成5)ユネスコの世界文化遺産に日本で初めて
法隆寺と法起寺の二つの木造建造物が登録されました。
1400年以上も前に建てられた
日本が誇る最古のお寺です。
まさに日本文化の象徴とも言える場所ですね!
(^^)
仏教に関する多数の彫刻や美術品など
歴史的な遺物も展示されています。
山号・・なし
寺格・・総本山
境内は五重塔が中心の西院伽藍と
夢殿が中心、東院伽藍があります。
もともとは其々が別々のお寺であったため
このような感じになりました。
広大な敷地面積はなんと187000㎡もあり
ゆったりと歩きながら時の流れを感じることができました。
(^^)
五重塔(国宝)
高さ32.55mと
初重から五重までの屋根がすごく高く
荘厳で神秘的な感じが印象的でした。
本来は、お釈迦様の遺骨を納める場所として作られたものです。
空との一体感が半端ないですね!
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耐震設計にも万全で、地震に強く設計されているので
安心です。
聖徳太子の以和為貴という御言葉があります。
これは、
憲法十七条の「和を以て貴しと成す」からきていますね。
聖徳太子の思いが込められていて
和を何よりも大切なものとしなさい。。という意味があります。
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心に刻みたい、とても響くお言葉ですね。
大講堂(国宝)
990年(正暦元)再建されました。
薬師三尊(平安時代、国宝)と四天王像(重要文化財)が祀られています。
金堂(国宝)
金堂は、伽藍の中心に位置され
釈迦如来像、薬師如来像、阿弥陀如来像が祀られています。
1949年(昭和24)に金堂内部で火災が起こり
内陣外陣の壁画(国宝)が黒焦げになるという
大変 悲しい出来事がありました。
これにより、内陣の壁と柱が焼失しましたが
現在は、旧壁画(重要文化財)と柱は収蔵庫に保管されています。
(非公開)
夢殿
東院に位置し739年(天平11)に再建されました。
二重になっている基壇の上に立つ八角円堂。
聖徳太子の等身大を移したと言われる
ご本尊の観音菩薩立像(救世観音)が祀られています。
人々を世の苦しみから救うこと。
法華経の観世音菩薩普門品の中の「観音妙智力 能救世間若」
との表現にあたるといわれ、
聖徳太子の伝説に伴い、この尊名になったと伝えられている。
宝珠を手にし合掌することで、安らぎを得られ救われると。
法華経は、平安時代に入ってから勢いを増し、
今までの真言宗や天台宗と新たな時代を改革。
三経院(国宝)
鎌倉時代に聖徳太子の「三経義疏」に基づいて
建てられた三経院です。
※勝鬘経・維摩経・法華経
阿弥陀如来坐像(重要文化財)と
持国天・多聞立像(重要文化財)が祀られています。
鐘楼
食堂(国宝)
奈良時代に建てられたもので
創建時は政所(寺務所)として使われていましたが
平安時代に入り僧侶が食事を摂る場所になりました。
食堂にはご本尊の 薬師如来坐像が祀られています。
〒636-0116