元 慶 寺
山 門 (龍宮造)
西国三十三所 番外札所をお参りしました。
ジグザクの細い道を通り
たどり着いた小さなお寺です。
応仁の乱 以前は
多くの寺の領を保有し繁栄していたそうです。
別名 花山寺(かざんじ)
と呼ばれています。
アーチ形の通路が とても印象的な山門をくぐります。
下部は漆喰塗り。
1467(応仁元年)〜 1477(文明9)の約 11年間
細川勝元 代表の東軍と山名宗全 代表の西軍が
11年という歳月をかけて火花を散らした争い。
のちに戦国時代の幕開けとなります。
将軍家の相続、後継者争いが引き金となって
大変な紛争へと発展していきました。
868年(貞観10)、
藤原高子(こうし、たかいこ)が定額寺として建立しました
定額寺とは、
皇族や豪族などの一般民衆、
民間によって建てられることを言います。
842年(承和9)、
藤原長良、乙春の子として誕生する。
西国三十三所 番外札所
〜 ご詠歌 〜
待てといわば いとも畏(か)しこし花山に
しばしと啼(な)かん 鳥の音もがな
986年(寛和2)、
藤原兼家、道兼らの陰謀により
花山法皇が退位に追い込まれました。
これは
藤原家の悪だくみで起こった災難でしたよね!
花山法皇から天皇としての地位を奪ったのです。
寛和の変 です。
元慶寺は西国三十三所の番外札所です。
番外とは
1番から始まる札所の番号に属さないお寺なのですが
ふだん西国三十三所のお寺や
四国八十八ヶ所のお寺をお参りし
結願(けつがん)、満願(まんがん)という言葉で
ご縁を成し遂げたと
自身の一つの成果として表されます。
けれどこれもお参りする人の心理の問題で
番外札所でも、気持ちが入っていれば
西国のお寺をお参りしたと
ご縁できたことによって自身の成長につながるのであれば
問題ないかと思います。
要は、
お参りする人の気持ちが大事なのですね!
(´∀`)
そんなことを思いながら
次のお寺、神社へお参りすべき
足を運びたいと思います。
こちらでご朱印をいただけます。
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