鶴林寺(聖徳太子ゆかりのお寺)

 

鶴林寺

 

聖徳太子ゆかりのお寺で

関西屈指の花のお寺としても名高い鶴林寺をお参りしました。

境内には様々な花が咲き誇り

お釈迦様にちなんだ沙羅菩提樹があります。

 

聖徳太子

飛鳥時代の皇族

十七条憲法や冠位十二階の制定、遣隋使の派遣や仏教の交流など

新しい時代を切り拓いた革新的政治家です。

今の日本の楚を築いた重要な人物。

 

 

 

境内の横に御鎮座する

お地蔵様にお参りします。

(^^)

 

鶴林寺は西の法隆寺ともいわれ

鎌倉、室町時代には30数箇坊以上を有する大規模で

今 現在もお堂が十六棟と、かなりの繁栄した大きなお寺でした。

 

山号・・刀田山

宗派・・天台宗
ご本尊・・薬師如来(重要文化財)
創建 589年 崇峻天皇2年(伝)
開基 聖徳太子(伝)
別称 西の法隆寺、刀田の太子
札所 
新西国三十三箇所 第27番
西国薬師四十九霊場 第22番
聖徳太子霊跡 第27番
播磨薬師霊場 第9番
関西花の寺二十五霊場 第9番

 

〜 ご 詠 歌 〜

いにしへの 鶴の林に ちるはなの

 匂をよする 高砂の風

 

 

仁王門(兵庫県有形文化財)

 

589年(崇峻天皇2)

秦河勝に命じて建てられたお寺で、

高句麗の僧  恵便法師が物部氏らの迫害を逃れてこの地に身を潜め

聖徳太子が仏教の教えを受けたといわれています。

 

恵便法師

高句麗の僧。

一度出家した人が俗人となり播磨に滞在していた。

仏像を祀る導師として蘇我馬子に招かれる。

 

 

手水舎

 

三重塔(兵庫県有形文化財)

鶴林寺のシンボルタワーにもなっている三重塔。

 

三重塔内には、金剛界の大日如来像が祀られています。

1976年(昭和51)の放火により内部を焼失しましたが

1980年(昭和55)修理されたのち再建されました。

 

太子堂

1112年(天永3)再建されました。

聖霊院の分身として

本来は常行堂と対称的な天台宗の法華堂(最古)です。

ご本尊は釈迦三尊ですが、聖徳太子の壁画があるため

太子堂と言われています。

 

常行堂 天台宗における四種三昧の一つ

 90日間ご本尊の阿弥陀如来のまわりを念仏を唱えながら歩き

 心に阿弥陀如来を念じる修行のこと。

 

本堂(国宝)

1397年(応永4)再建されました。

和様、大仏様、禅宗様がミックスした、折衷様式建築の代表作です。

 

 

鐘楼(重要文化財)

 

石風呂

 

 

 

観音堂

1705年(宝永2)再建されました。

元々は金銅聖観音立像が祀られていましたが

明治時代の神仏分離令により、

浜の宮神社に祀られていた木造聖観世音菩薩をこの観音堂に移し

秘仏として祀られるように。

 

 

 

護摩堂

 

新薬師堂

 

ご本尊の薬師如来が秘仏であるため

いつでも薬師如来を拝むことができるように作られたお堂です。

脇侍に、日光菩薩、月光菩薩。

守護する十二の神将が祀られています。

 

十二神将

右目をつぶり赤い表情のウィンクしているような仏像が

メディアで紹介されました。

インド由来の武神「藦虎羅大将」で、十二神将のうちの一体です。

元来は弓をしながら狙いを定めていたそうですが

弓矢がなくなったので、このような状態になっています。

 

十二神将とは、薬師如来を崇拝。

子神、丑神、寅神、卯神、辰神、巳神、

午神、未神、申神、酉神、戌神、亥神

それぞれの十二方角を守ると伝えれています。

 

ウィンクしているように見える仏像。

なかなかユニークですね!

(^^)

 

鶴林寺宝物館

宝物館では、仏像、絵画、工芸品など

多くの貴重な宝物を所蔵しています。

中でも、あいたた観音愛太子観音とも呼ばれる

銅像 聖観音立像(重要文化財)が収められています。

 

歴史を感じる古寺ですね!

(^^)

 

 

 

御 朱 印

 

 

 

〒675-0031

兵庫県加古川市加古川町北在家424
TEL・・079-454-7053
公開時間 9:00〜16:30 (開)
        17:00(閉)
  kakurinji.or.jp
      

 

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